県内で唯一、5年制の「高等専門学校」秋田高専の学生たちが、就職を前に企業について学ぶ催しが開かれました。
自分が学ぶ専門分野をどのような業界で生かせるのか、企業からの説明を受けながら将来を見据えました。
秋田市のアルヴェで開かれた、「学生のための業界研究会」です。
会場には、県の内外から技術者の活躍が光る89の企業が集まりました。
本格的な就職活動を前にした秋田高専の3年生約150人が参加し、卒業後の進路としてどのような業界・企業があるのか、理解を深めました。
進学か就職か悩む学生にとって、技術者の先輩の声を直接聞いて進路を見定める、貴重な機会です。
学生たちは、企業側に積極的に質問しながら、具体的な進路のイメージを作っていました。
女子学生
「生物系なので、学んでいることが生かせるような企業を見たいと思います」
女子学生
「その会社のことをよく知れたりこの会社の雰囲気はこうなんだなっていうのが分かるので、就職活動する時に参考になると思います」
男子学生
「(話を聞いたのが)秋田高専の先輩でメリットとか教えてもらって」
「進学か就職か悩んでたんですけど、結構就職もいいなって思いました」
株式会社DSB情報システム 清水川航さん
「自分も企業説明を受ける立場だったので、学生さんたちの緊張とかまだ分からない未知のものから支えてあげて説明していきたいなって思っています」
自身の将来について具体的なイメージを膨らませた学生たち。
4日の研究会の経験も生かして進路を選びます。