県議会は7月の記録的な大雨からの復旧費用などを柱とした149億円余りの補正予算案を原案通り可決して閉会しました。閉会後、佐竹知事は石破総理大臣が地方創生の交付金を当初予算ベースで倍増することを目指すと訴えたことについて否定的な考えを示しています。
今回の県議会に県が提出していた補正予算案は、一般会計の総額が149億2800万円余りで、9割以上が7月の記録的な大雨からの復旧や被害に遭った人の支援に充てる費用です。
市街地などでクマに襲われた場合の、被害者や遺族に見舞金を給付する事業費も盛り込まれていて、4日の本会議で原案通り可決されました。
閉会後の記者会見で佐竹知事は来週9日に予定されている衆議院の解散を次のように表現しました。
佐竹知事
「不本意解散。石破さんも本意じゃないんだよ。党内基盤弱いから周りがね 圧力」
そのうえで、石破総理大臣が4日、地方創生の交付金を当初予算ベースで倍増することを目指すと訴えたことについて否定的な考えを示しました。
佐竹知事
「地方に知恵比べ、地方の競合これは前から石破さんやってるんですね。これだからだめっていうんだ。地方移転に対する税制優遇とか企業のそういうことをばっちりやると相当いいけども、ほとんどそういうところは無くなっている制度ね。」
前回3年前の衆議院選挙では県内3つの選挙区とも自民党の候補を応援する姿勢を鮮明にした佐竹知事。
今回は公務や体調面の不安から十分な応援はできないと話しています。