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「花園」目指して高校生ラガーメンの戦いはじまる 創部100年目バレー部助っ人とともに挑む名門秋田高校は…

ABS秋田放送 2024年10月7日 17時27分

高校ラグビーの全国大会「花園」への出場を目指す県予選が5日開幕しました。every.でもお伝えした、創部100年の秋田高校はほかの部から助っ人を迎えて1回戦に臨み、健闘しました。

花園出場をかけた県予選はトーナメント形式で優勝を争います。

少子化の影響などで競技人口が減り、大館鳳鳴・大館桂桜・秋田高専の3校合同チームを含め県予選に出場するのは6チームだけです。139人の高校ラガーマンが開会式に臨みました。

秋田工・三浦颯太主将

「品位・情熱・結束・規律・尊重の5つのコアバリュー(重要な価値観)の下、仲間を信じ相手を敬い 胸が熱くなる試合をすることを誓います」

創部100年目を迎えた秋田高校ラグビー部は花園に6回出場しているものの、近年は部員不足に苦しみ、今は3学年で13人だけ。節目の年になんとか単独チームで出場しようと、バレーボール部から2人の助っ人を迎えて、15人そろえました。

全員で練習できたのは実質1か月足らず。15人で臨む初めての試合が花園予選の大一番になりました。水色と紺のジャージが秋田。序盤、集中力を見せ敵陣深くに入り込みます。

実況「秋田ボールをつかんだ。センターが突破していく、あと5メートル。どうだトライ。右中間。先制のトライは秋田前半の7分です」

秋田が攻守で健闘し5対0でリードしたまま試合を折り返します。

追いかける男鹿工業は、秋田の助っ人メンバーは狙わず、もともとからのラグビー部員に正面からチカラでぶつかりました。

男鹿工業は後半開始1分で同点に。秋田もチカラで真っ向勝負を挑みます。

実況「モールを組むか?パワープレーで行くか。あーモールが動いた。秋田のドライビングモールそして密集に、そのまま持ち込んだか?なだれ込んでいるどうだ?ピーーーー トライですトライ、秋田今度はパワープレーでトライ2つ目のトライ、10対5。後半の20分に貴重なワントライをあげました 秋田!」

秋田は、普段以上の頑張りで体力を激しく消耗し、少しずつ男鹿工業に追い上げられます。

実況「助走開始右足のキック…後半28分に逆転に成功、男鹿工業。この試合始めて秋田高校はリードを許しました」

節目の年に単独チームで臨んだ県予選。秋田は地力に勝る男鹿工業に惜しくも敗れました。

それでもラグビー部の伝統は101年目の来年へと続いていきます。

秋田高校3年 髙村琉晟主将

「今日の試合を通してやっぱり接点、セットプレー。力負けしてなかったっていうのがあると思うので、やっぱそこ自信もって、まあこれから冬の時期1、2年だけで頑張ることになると思うので、その練習をしっかり大切にして来年花園予選につなげて貰いたいなと思います」

1回戦のもう1試合は秋田中央が大館鳳鳴・大館桂桜・秋田高専の合同チームに大差で勝って準決勝に進出しています。

20日日曜日の準決勝で秋田中央は第1シード秋田工業と。男鹿工業は第2シード金足農業と対戦します。

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