北秋田市で、鳥インフルエンザの発生を想定した対応訓練が行われました。
県の職員が鳥を捕獲する手順などを確認し、まん延を防ぐための対応力を強化しました。
訓練は、県北秋田地域振興局管内の農場のニワトリから鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されたという想定で行われました。
県の職員など約50人が参加し、本部で指示を出したり、車の消毒作業をしたりなど、いくつかの班に分かれて行われました。
このうち現地対策班は、職員の健康観察を行ったあと、実際に防護服を着用し、北部家畜保健衛生所の職員の指導を受けながら、ニワトリを捕獲するまでの手順やポイントを確認しました。
県内の養鶏場では、3年前の2021年に横手市で確認されて以来、鳥インフルエンザの発生はありませんが、北秋田市や大館市は比内地鶏の養鶏場が多くあるため、毎年このような対応訓練を行っています。
北秋田地域振興局 農林部 森づくり推進課 伊藤洋平さん
「3年前の横手の際にも動員されていたんですけども、やっぱり初動の時みんなバタバタして、なかなか効率的に動けなかったので、事前にこういう訓練をして動きをちゃんと覚えて、本番を想定するのは大事だと思いました」
参加者は、鳥インフルエンザのまん延を防ぐための対応力を強化させました。