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【衆院選2024】立候補予定者の活動が本格化 秋田2区の顔ぶれと思いは

ABS秋田放送 2024年10月10日 18時23分

衆議院選挙の特集、秋田2区についてお伝えします。秋田2区には前の議員1人と新人2人が立候補する予定です。選挙に先立ってすでに立候補予定者の活動が本格化しています。それぞれの動きを追いました。

衆議院選挙の秋田2区に立候補を予定しているのは、立憲民主党の前の議員、緑川貴士氏39歳。自民党の新人、福原淳嗣氏56歳。共産党の新人、山内梅良氏76歳の3人です。

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3回目の当選を目指す立憲民主党の緑川貴士氏は元民放のアナウンサーで、前回=3年前の衆院選で初めて小選挙区で勝利しました。

衆議院の解散を目前に控えた6日日曜日に演説会を開いた緑川氏。

緑川貴士氏

「政局ありきの身勝手な解散であるというふうに言わざるを得ません。石破総理がこういうふうになってしまっているのは、やはり党内の論理には従わなければならない、そして自分が権力を維持するためには、党内の顔色を常にうかがっていかなければならないと。この金権政治、利権政治に、このしがらみの範囲の中でしか自分の政策を訴えることができない。つまり持論を政策実現に持ってくことはやっぱできないんですね。」

政治の刷新を訴え続けてきている緑川氏。自民党の派閥の裏金問題を巡り政治資金規正法をもう一度改正するべきだと訴えています。

緑川氏

「『政権交代こそが最良の良薬であり最大の政治改革である』ということを力強く最後まで訴えてこの残りの20日間、非常に短いですけれども、皆さまからの力強い後押しをいただきながら全力で走り抜いてまいりますことをお誓い申し上げましてごあいさつとさせていただきます」

これまで3度議席を争った自民党の重鎮が出馬しない今回の衆院選。

緑川氏

「(福原氏は)現職ではないにしても、この与党側にいらっしゃる候補でありますので、そこに対して私たちは常にチャレンジをしていく。挑戦をするという意識でこれまでもですけども特に取り組んでまいりましたので、この3期目に向けてもそうした意識を忘れずに常にハングリーにですね、アグレッシブに挑戦をしていきたいというふうに思っています。」

緑川氏にとってこれまでにない構図での戦いとなります。

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「いま政治に対する国民の信頼は完全に失われているその失われた信頼を取り戻すためなら市長の職を辞しても挑戦する意義がある」

自民党秋田県連の公募で1年前に秋田2区の立候補予定者になった福原淳嗣氏。大館市議会議員や故野呂田芳成氏の秘書などを経て大館市長を3期9年務めました。今年6月の県連大会では地域支部の名前を連呼しながらあいさつしました。

福原淳嗣氏

「男鹿の皆さん!本当にありがとうございます。今度は約束通り泊りにいきます。鹿角・そして藤里上小阿仁 どんどんどんどん福原淳嗣 そして自由民主党の旗のもとにひとつひとつ大きな炎が立ち上がりつつあります」

長く市長を務めた大館市以外にも支持を広げられるかが勝負のカギを握る福原氏。秋田2区の大票田の一つ、能代市の集会では同じく野呂田氏の秘書だった齊藤滋宣市長が主催者としてマイクを握りました。

齊藤能代市長

「なんとしても大勝利を果たし、この地域の発展のために働いてもらおうじゃありませんか」

集会には野呂田氏の妻でいまは神奈川県に住む黎子さんも駆け付けました。

野呂田黎子さん

「息子みたいなものです。だからじっとしていられなくなって、ついつい飛んできてしまいました」

黎子さんの言葉を受けた福原氏は時折涙を流しながら決意を語りました。

福原氏

「(立候補は)地方の力を日本の未来に変えてきた自民党を取り戻すためであります。地方が自民党を支えてきたのであります。私は今一度自民党員であることを誇りに思い、自民党を変えるために自民党から立候補いたします」

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共産党の山内梅良氏が立候補を表明したのは、先月28日です。

山内梅良氏

「大企業奉仕の自民党政治とアメリカ言いなりの政治が全てを共通してね、その何と言いますかね暮らしを苦しめているんじゃないかなと思います」

共産党秋田県委員会は秋田2区に大館市出身で北秋田市に住む藤本友里委員長を擁立する方針でしたが、山内氏に変更しました。

藤本友里委員長

「『自民党政治を元から変えるにはここと正面から対決して来た日本共産党が大きく伸びなきゃならない』ということで、私はやっぱりその全県で共産党の票を伸ばしていくために県委員長の任ということに専念しながら活動していきたいと」

山内氏

「農業をやっぱり立て直していく農業予算が“軍事費”の3分の1に減ってるという実態をね、どうしたって直さなきゃいけないと思います。」

山内氏

「自民党はどうにもならない金にまみれた政治家たちの集団だということが証明されたのではないでしょうか。」

山内氏は旧雄和町の町議会議員や県議会議員を務めた後、秋田県委員会の副委員長として長く共産党の政策を訴えてきました。

山内氏

「お年寄りがたくさんいて老人の、人口が多いっていうんだったらやっぱり医療介護福祉。ここに重点をした政策をつくっていくということじゃないかと思うんです。特にこういうところで働いている人たちの給料が異常に安い。これを改善することです。」

6日日曜日に、秋田2区での活動を本格的に始めた山内氏、もともとの地盤ではない県北部で地道に政策の浸透を目指します。

「ありがとうございます、どうも。(演説)長くてごめんね足痛かったんじゃないかな?」

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衆院選は15日に公示されます。投票は27日日曜日です

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