秋田市にある秋田工業高校が今年、創立120周年を迎え記念の式典が行われました。また、卒業生で日本ラグビー協会会長の土田雅人さんが講演し、夢を持ち続けることの大切さを語りました。
1904年=明治37年に県内初の工業学校として産声をあげた秋田工業高校。創立120周年を祝う記念式典が11日行われ、在校生や卒業生およそ500人が参加しました。
佐藤貴文 校長
「在校生の皆さん。皆さんの先輩方は、それぞれの時代において新しい技術を学び、社会の変化に対応し、常に未来を切り開いてきました。そうした先輩方のたゆまぬ努力と情熱がこんにちの本校を築き上げてきたのです」
「質実剛健」の校訓のもとこれまでに3万人以上が学び舎を巣立ちました。先輩たちが築いた歴史の重みを感じながら、後輩たちはこれからも学び続けます。
生徒会長 熊地大河さん
「工業界が果たすべき社会的役割を、しっかりと胸に刻み、工業分野を学んでいることに誇りを持ち続けていきます。そして人の役に立つという志を忘れることなく、秋工の年輪を今後も刻み続けて参ります」
式典の後、ラグビー部OBで日本ラグビー協会の会長土田雅人さんが講演しました。
秋田工業でラグビーをはじめ、社会人チームのサントリーでは監督として手腕を発揮し日本一を成し遂げた土田さん。夢を持ち続けながら練習に励んだ日々があるからこそ、今の自分があると話します。
土田雅人さん
「自分の人生どうなるかなと思っていた中で、夢だけ追いかけて大きな夢をもってラグビーをして続ける。(年に一回)必ずグラウンド行って原点を見て、秋田工業時代を振り返って、それが自分の人生にプラスになってきてると思います」
また土田さんは、「秋田工業出身のラグビー選手が世界で躍動する姿を楽しみにしている」と花園予選に臨んでいる後輩たちを激励しました。