去年1年間の洪水などの水害のうち、秋田県の被害額が全国で最も大きかったことが分かりました。
県内の過去の水害と比べても最大の被害額で、ほとんどが去年7月の記録的大雨によるものです。
国土交通省のまとめによりますと、去年1年間の水害による被害額は、全国の合計で6800億円でした。
このうち秋田県は、2割あまりにあたる1430億円で、全国で最も大きい被害額になっています。
県内の過去の水害と比べても、統計が始まった1961年以来最大です。
去年7月の記録的な大雨に限った被害額は、全国で1590億円でした。
被害の内訳は、住宅や農作物などの「一般資産」が1240億円。
河川や道路などの「公共土木施設」が320億円。
鉄道や水道などの「公益事業」が20億円で、全国の被害のうち9割近くが秋田県でした。
去年7月の大雨の深刻な被害が、統計の上でも改めて浮き彫りになっています。