800年以上の歴史を誇る国の伝統的工芸品・川連漆器を一堂に集めた販売会が、湯沢市で始まりました。
定価の2割引きで購入できるとあって、初日から多くの人でにぎわっています。
光沢を放つ、洗練された曲線を描く椀に、きらびやかな装飾を施した重箱。
ブナなどの原木から器の原型を切り出し、漆を塗り重ねて仕上げる、国の伝統的工芸品・川連漆器です。
販売会は、800年以上の歴史を誇る川連漆器の知名度を高めようと、生産者などでつくる組合が、毎年この時期に開いているもので、今年で29回目を迎えました。
会場の湯沢市稲川体育館には、17の業者が持ち寄った食器や家具、それにアクセサリーなど約3500点の漆器が並んでいます。
ほとんどの商品が定価の2割引きで購入できることもあって、会場は初日から多くの人でにぎわいました。
また、職人による漆器づくりの実演も行われていて、伝統の技を間近で見学することもできます。
川連塗りフェアは、湯沢市の稲川体育館で、21日月曜日まで開かれています。