JR東日本秋田支社と県は、12月から来年2月にかけて、冬の大型観光キャンペーンを展開します。
期間中、小正月行事を体験できるツアーや、特別列車の運行などを通して、秋田の食や文化の魅力を観光客に広めていきたい考えです。
JR東日本はこの冬、秋田を「重点販売地域」と位置付けて、県とともに観光や食、文化を積極的に県外にPRしていきます。
秋田が単独で「重点販売地域」になるのは6年ぶりです。
佐竹知事
「天体観測や秋田犬との散歩など、秋田でしか体験できないような新たなコンテンツを整備いたしましたほか、鍋料理や発酵文化、多種多様な温泉など、定番となっているメニューをそろえました」
キャンペーンでは、「横手のかまくら」や、仙北市の「上桧木内の紙風船上げ」といった小正月行事のほか、白神山地のふもとでスノーシュートレッキングを体験できるツアーなどを売り出します。
また、移動中も秋田の魅力を感じてもらおうと、日本酒の振る舞いや、秋田民謡によるもてなしなどが行われる特別列車が運行されます。
このほか、期間中は「秋田の冬アソビ割」と題して、スキーや伝統芸能の体験などが最大で半額になるクーポンも取り扱います。
JR東日本秋田支社が県と協力して展開する冬の観光キャンペーン。
首都圏の駅構内でも積極的に秋田をPRして集客につなげたい考えです。
JR東日本秋田支社 井料青海 支社長
「冬っていうのは基本的には閑散期というふうに言われているんですが、実際のところ温泉でありますとか酒、食、小正月行事、あるいは雪そのものと、大変魅力的なコンテンツがあふれるものがある時期であります。ぜひ秋田県の観光需要の底上げをしていければ」
キャンペーンは12月から来年2月末にかけて展開されます。