衆議院選挙について、NNNと読売新聞は、共同で、24日までの3日間、新たに世論調査を行いました。
秋田放送の独自の取材も加えて分析した終盤の情勢をお伝えします。
県内3つの選挙区いずれも激戦が続いています。
NNNは、読売新聞と共同で、24日までの3日間、今回の衆院選に関する世論調査を行いました。
電話とインターネットで質問し、県内の有権者を含む合わせて24万7576人から回答を得ました。
県内の有権者に衆院選について関心があるかを尋ねたところ、「大いにある」または「多少はある」と答えた人は合わせて88.2%でした。
石破内閣を支持するかについては「支持する」が37.5%、「支持しない」が35.7%と拮抗しています。
続いて、世論調査に秋田放送の独自の取材も加えて分析した、県内3つの選挙区の終盤の情勢です。
秋田1区には4人が立候補しています。
寺田学氏は、立憲民主党の支持層の9割近くを固めました。
また、無党派層の約4割に支持を広げています。
松浦大悟氏は、日本維新の会の支持層も5割足らずしか固められず、無党派層からの支持も伸びを欠いています。
冨樫博之氏は、自民党の支持層の約8割を固めたほか、公明党支持層の8割あまりに支持を広げています。
鈴木知氏は、共産党の支持層からの支持を6割あまりに伸ばしたものの、ほかへの広がりは欠いています。
秋田1区は、7回目の当選を目指す立憲民主党の寺田氏と、5回目の当選を目指す自民党の冨樫氏が、激しく競り合う展開が続いています。
秋田2区には3人が立候補しています。
福原淳嗣氏は、自民党の支持層の8割あまりに支持が広がりました。
また、公明党支持層の7割あまりから支持を集めています。
緑川貴士氏は、立憲民主党の支持層のほとんどを固めています。
また、無党派層の4割あまりから支持を集めています。
山内梅良氏は、共産党の支持層の7割近くを固めていますが、ほかへの広がりを欠いています。
秋田2区は、3回目の当選を目指す立憲民主党の緑川氏を、自民党の新人・福原氏が追い上げ、横一線の状態です。
秋田3区には4人が立候補しています。
藤田和久氏は、共産党の支持層の7割近くを固めましたが、ほかへの広がりを欠いています。
小川幾代氏は、立憲民主党の支持層も約4割しか固めきれず、無党派層からの支持も伸びを欠いています。
村岡敏英氏は、国民民主党の支持層の9割あまりに支持を広げたほか、無党派層から約4割の支持を集めています。
御法川信英氏は、自民党の支持層の7割近くを固めたほか、公明党支持層は8割以上に支持を広げています。
秋田3区は、3回目の当選を目指す国民民主党の村岡氏が、前回調査よりも支持を伸ばし、7回目の当選を目指す自民党の御法川氏が激しく追い上げています。
県内3つの選挙区はいずれも激戦です。
今回の調査でも、一定数の回答者が小選挙区で投票する候補者をあげていないため、情勢は変化する可能性があります。
衆院選の期日前投票は26日までです。
投票日は27日日曜日で、即日開票されます。
ABSテレビでは、開票速報の特別番組を午後7時58分から放送するほか、ABSあきたアプリでもお伝えします。
翌日28日の朝、「ZIP!」の番組内でも、7時40分ごろから結果を詳しくお伝えします。
秋田放送は、選挙により関心をもってもらおうと衆議院選挙に関するニュースの特集ページ を設けました。
そして日本テレビのzero選挙の特設ページには候補者アンケートや簡単なアンケートに答えると自分の考え方を診断してくれるコーナーも設けていますので、投票の参考にすることができます。
また、日テレNEWS NNNのYouTubeで25日(金)まで「投票誰にする会議~みんなの声でつくる衆議院選挙2024~」と題して平日の20時~21時に投票の参考になる情報を生配信します。