高校ラグビーは、花園への出場権をかけた県予選決勝が27日に行われ、秋田工業が5連覇を達成しました。
72回目の全国大会出場です。
決勝は今年で学校創立120年を迎えた秋田工業と、1979年以来、45年ぶりに決勝まで勝ち上がってきた金足農業が対戦しました。
去年の花園を経験した選手が7人残る秋田工業は、序盤から積極的に攻め込みます。
前半15分、モールから抜け出した2番の小玉斗真がトライ。
秋田工業が先制します。
その4分後、再びドライビングモールから。
実況:柴田光太郎アナウンサー
「ゴールライン割ったー!トライ!秋田工業追加点、10対0」
フォワードで押し切り、小玉が連続トライ。
秋田工業が10点をリードして試合を折り返します。
一方の金足農業、45年前の決勝で敗れた秋田工業へのリベンジを果たそうと、こちらもモールで突破を試みます。
柴田アナ
「前に進んできた、金足農業が押している!押している押している!22メートルラインも近くなっている!」
しかし、秋田工業の守備は崩れません。
積極的なディフェンスで、金足農業にプレッシャーをかけ、主導権を渡しません。
攻守ともに力強さを見せた秋田工業。
U-18日本代表候補のキャプテン・三浦颯太もトライを決め、追加点を奪います。
結果、6つのトライなどで秋田工業が快勝。
5連覇を達成し、72回目の全国大会出場を決めました。
秋田工 三浦颯太 主将
「フォワードバックス関係なく全員がタックルして金足農業を前に進ませなかったのが勝因かなと思っています。新チームになって、目指しているフォワードバックス一体となったアップテンポなラグビーってところをまだまだ精度悪いので、そこを修正していって花園でやりたいなと思います」
全国大会は12月27日に、大阪の花園ラグビー場で開幕します。