マッチングアプリで知り合った女性を名乗る相手から「ネットショップのやり方を教えます」などとメッセージが届いたことをきっかけに、由利本荘市に住む60代の男性が約239万円をだまし取られていたことがわかりました。
由利本荘警察署の調べによりますと由利本荘市に住む60代の男性は今月1日に、マッチングアプリで女性を名乗る相手と知り合いラインでやりとりをするようになりました。その後相手から「誰でも自宅で化粧品のネットショップを開くことができるのでやり方を教えます」などともちかけられます。
男性はこれに応じて、商品の仕入れ代金として指定された口座に送金したところ、ネットショップのサイト内で利益が上がり、自分の口座に金を移すこともできました。
その後男性が仕入れの資金繰りに行き詰まり、ネットショップの経営をやめて利益を引き出そうとしたところ、相手から「違約金や検査費用を支払う必要がある。」などとメッセージが届いたため、男性は29日までに指定された口座に16回にわたり合わせて約239万円を振り込みだまし取られました。いくら送金しても利益を引き出せないことから男性が警察に相談し被害が明らかになりました。
警察はこのような勧誘があった場合は1人で判断せずに相談するよう呼びかけています。