農業の祭典、秋田県種苗交換会が鹿角市ではじまりました。農家が丹精して育てた品質の高い農作物が並びました。
明治時代に農業の振興を目的に農家が優れた種や苗を持ちよるなどして始まった秋田県種苗交換会は今年で147回目を迎えました。
鹿角市での開催は、2015年以来、9年ぶりでメイン会場の「鹿角トレーニングセンターアルパス」には、県内各地から出品された農作物が展示されています。水稲や野菜、果物など、農家が丹精して育てたおよそ1200点が並びます。
水稲の部では、大仙市の中嶋弘さんが出品した収穫時期が遅い晩生の品種「つぶぞろい」が最高賞の農林水産大臣賞に輝きました。穂のボリュームの豊かさなどからうかがえる高い栽培技術が評価されました。
秋田県種苗交換会は、鹿角市で5日まで開かれ、期間中、60万人から70万人の来場が見込まれています。