首都圏を中心にいわゆる“闇バイト”による犯罪の被害が相次いでいることを受けて、注意を促すキャンペーンが県内でも行われました。警察は、闇バイトに応募しないようにすると同時に、防犯への意識を高めるよう呼びかけました。
「おはようございます闇バイト関わらないでねどうぞ」
闇バイト撲滅キャンペーンは1日朝、通勤・通学の時間帯に合わせてJR秋田駅で行われました。首都圏を中心に闇バイトによる犯罪の被害が相次いでいることを受け、警察などが応募しないよう促すチラシを配りました。
警察呼びかけ
「闇バイト犯罪ですので絶対に応募しないでください。強盗被害も発生しておりますので家の戸締りには気をつけてください」
旧ツイッターのエックスで実際に確認された闇バイト募集の投稿を再現したものです。「即日即金」、「高収入」、「手厚いサポート」などは闇バイト募集の典型的なキーワードだということです。
県警察本部によりますと県内ではまだ闇バイトに関する相談は寄せられていません。ただ、応募はインターネットがつながればいつでもどこでもできるため、県内で事件が起きてもおかしくないといいます。
「報道でしか聞くことないので、秋田のほうにもそういうのがもう広がってきてるのかなーって。今こんなのもらったらちょっとびっくりして」
「人殺したり~じゃないですか。そのときに気がついてって思うのよね~。やめれないのかな~」
「やっちゃいけないよね」「やっちゃいけないですねこれは」「手出しちゃだめだと思います」
「手出しちゃったらですか?いやもうそれは警察に行くしかないです」
県警生活安全企画課 若松秀樹次長
「警察では相談者自身とそのご家族を含めて身の安全を確保するための活動をしていきますので安心して相談してもらいたいと思います」
闇バイトは応募の際に運転免許証や顔写真などを求められる場合もあり、それをもとに「家族に危害を加える」などと脅して断れなくしてくることもあるということです。県警察本部は、困ったことがあったらすぐに相談するよう呼びかけています。