特定の分野で功績があった人に贈られる秋の褒章の受章者が発表されました。県内では1つの団体と10人が受章します。
長年にわたり社会奉仕活動に従事した人や団体に贈られる緑綬褒章には環境美化活動を続ける仙北市のボランティア団体=荒町集落会が選ばれました。
商業や工業など仕事の分野での功績を称える黄綬褒章は4人が受章します。高清水の銘柄で知られる秋田市の秋田酒類製造の技師長で御所野工場長を務める加藤均さん68歳。今野木工所の社長で扉やふすまといった建具の制作を手がける今野敏範さん73歳。工房「咲」の代表で釘を使わず、木の板などをさしあわせて木工品をつくる指物師の佐藤咲夫さん74歳。男鹿市にある建設会社=清水組の会長清水重輝さん72歳です。
公衆の利益に功績があった人などに贈られる藍綬褒章には6人が選ばれました。人権に関して、相談を受けたり考え方を広めたりする人権擁護委員を務めた秋田市の稲場みち子さん74歳。美郷町の選挙管理委員会の委員長、鈴木喜美夫さん73歳。秋田県交通安全協会の監事でにかほ市の須田壽夫さん83歳。秋田労働局地方労災医員で秋田市の関根篤さん58歳。自衛官募集相談員で能代市の船山文雄さん77歳。保護司で男鹿市の由利均さん75歳です。
秋の褒章の伝達式は5日に県庁で行われます。