衆議院選挙や高校スポーツなど、先月、県内各地で“熱き戦い”が繰り広げられましたが、その少し前にも白熱した試合がありました。
鹿角市で開かれたプロレスの大会です。
地域を盛り上げたいと企画されたこの大会、会場は熱気に包まれました。
9月、最後の日曜日。
鹿角市の中心部にある体育館で行われたプロレス大会、「鹿角プロレスの日」。
企画したのは、市内に住む会社員、神田優大さん、25歳です。
子どものころから、大のプロレスファンだといいます。
神田優大さん
「1年間に30大会くらいプロレス生で見るくらいプロレス好きなんですけれども、やっぱその見てるうちに自分も(大会を)やりたいなという気持ちが、ずっとどこかに心の中にあって、おととい25歳になって、四半世紀生きた人生の節目じゃないですけど、なんか人生で1回くらい大きいことやってもいいのかなと思って挑戦、決意して、今回開催しました」
「プロレスの楽しさを地元の人にも知ってもらい、鹿角を盛り上げたい」という神田さん。
約4か月間、準備を重ね、開催にこぎつけました。
当日は、男女合わせて5試合が行われました。
神田さんの熱意に共感して、鹿角を訪れた13人のプロレスラーが熱戦を繰り広げます。
リング上での闘志あふれる戦いはもちろん、時には場外での乱闘も。
この日、会場には約500人の観客がつめかけました。
プロレスの大会を「初めて見た」という人も多くいます。
目の前で繰り広げられる白熱した戦いに、観客は大いに盛り上がりました。
神田さん
「最初はもう不安でお客さん入るかな?っていう感じだったんですけど、いざ実際今日を迎えてみて、こんなにたくさんのお客さんに来ていただいて、もう本当に心からみなさんに感謝いたします。本当にありがとうございました」
弘前市から
「やっぱりストレス発散になりますからね。なかなか大きい声出したり普段できないからね、楽しかったです」
記者
「いまも表情に楽しさがあふれてますもんね」
「ハハハハハ、そうですか」
弘前市から
「弘前でもあんまりないんでいい機会っつーか、年一しかないと思うので、すごいうれしかったです」
鹿角市から
「初めて見る選手がほぼだったんですけど、とても迫力があって、あと、みんな楽しんでたのがすごい良かったと思います」
大館市から
「なかなかないことなので、またぜひもう1度でも開催してくれたらもっと盛り上がると思います」
夢だった、地元での大会を無事に終えた神田さん。
25歳の若きプロレスファンの挑戦は、大成功で幕を閉じました。
神田さん
「鹿角プロレスの日、大成功!」