命の大切さを知ってもらい、いざという時に応急手当てができるよう、五城目町の中学校で、救命救急の講習会が行われました。
生徒たちは、心臓マッサージの仕方や、AED・自動体外式除細動器の正しい使い方を学び、理解を深めました。
五城目町消防本部では、町内の小中学校で、年に一度、応急手当ての講習会を開いています。
小学1年生から中学3年生まで9年かけて、応急手当の重要性と正しい知識の普及を図ろうというプロジェクトです。
5日は、五城目第一中学校の生徒が学年ごとに分かれて学びました。
2年生約50人は、5日、心臓マッサージとAEDの使い方を学びました。
消防団員
「ここのところに、心臓のこの丸の部分、当たるようにして、腕を伸ばしたままの状態で体重をこうやって押します」
生徒たちは、模型を使って心臓マッサージとAEDによる電気ショックを繰り返します。
「頑張れ、頑張れ。心臓マッサージで命を繋ぐんだよ」
総務省によりますと、おととし、全国で一般市民が救命措置でAEDを使用した事例は1229件あり、そのうち半数あまりで一命を取り留めることができました。
生徒たちは、協力して措置の手順を確認しました。
男子生徒
「胸骨圧迫のテンポが速くて、1人でやるってなるととても大変だと思いました」
男子生徒
「(AEDの)放送を聞いたら、その通りにやればいいっていうことだったので、簡単なのかもしれないと思ったので、もしそれが起きてもやっていきたいなと思いました」
女子生徒
「これからは使う機会がないのが一番いいけれど、もし使う時は落ち着いて行動できそうだなってきょうの体験から思いました」
五城目消防本部では、今後も応急手当ての普及活動を行い、地域の救命率向上を図っていきます。