きょう(7日)は二十四節気のひとつ、立冬です。朝はこの時季らしい冷え込みとなった県内、寒気の影響で日中も気温が上がらずあられが降った所もありました。秋田市の寺では恒例の冬支度、「こも巻き」が行われました。
秋田市にある国の重要文化財、天徳寺です。
太田英梨花アナウンサー
「この時間の秋田市、日差しは届いていますが空気が冷たく、手がかじかむような寒さとなっています。冬の始まりを感じるような寒さの中、境内に植えられているマツのこも巻き作業が行われています。」
マツの幹にワラで編んだ「こも」を巻き付けるこも巻きは、冬の寒さをしのごうとする害虫を中に閉じ込めて春に、こもごと燃やす、昔ながらの駆除方法です。4人の作業員が約100本のマツに手際よくこもを巻きました。
秋田市の7日の最低気温は4.8度で、県内各地でこの時季らしい冷え込みとなりました。日中は気温が上がらず、最高気温は大館市が10.8度秋田市が10度、横手市が8.5度と11月下旬並みの所が多くなりました。
日差しが届いた時間もありましたが、変わりやすい天気で断続的に雨が降り、所々であられも降りました。
関向良子アナ@秋田市 正午ごろ
「秋田自動車道秋田中央インターチェンジ付近です。先ほどから断続的に雨が降っていますが、あられのようなものに変わってきました。」
JR秋田駅前でも風が強まる中、あられが叩きつけていました。秋田市の平年の初雪の観測は11月15日です。今年の初雪はまだですが、山沿いを中心に雪が降った所もあります。県内は夜遅くから雨や雪は次第にやむ予想ですが、8日朝にかけて路面の凍結に注意が必要です。