去年7月の記録的な大雨を受けて、県は、秋田市を流れる6つの川を特定都市河川に指定したと発表しました。
県内の指定はこれが初めてで、浸水対策の工事などで、国の補助を受けやすくなるということです。
特定都市河川に指定されたのは、秋田市を流れる太平川と旭川、草生津川、新城川、猿田川、それに新屋地区にある、水門から下流約300メートル以降の旧雄物川です。
特定都市河川は、都市部を流れていることや、流域で著しい浸水被害が発生する恐れがあることなどが指定される要件です。
去年7月の記録的大雨を受けて、県は、国と秋田市と協議を進め、指定を決めました。
県によりますと、県内の指定はこれが初めてで、浸水対策の工事や下水道の整備を行う際、国の補助を受けやすくなります。
一方、流域で1000平方メートル以上にわたって道路の舗装などを行う場合、雨水が一気に河川に流れ込むのを防ぐための貯留施設の設置が義務付けられます。
県は、来月12月に、関係者で作る協議会を設置し、来年度中にそれぞれの流域の水害対策計画を策定することにしています。