県内では去年、クマによる被害が相次ぎ、様々な対策が求められています。
そんな中、ドローンと、AI・人工知能を組み合わせて、クマの居場所を特定することを目指すシステムの実証実験が、五城目町で行われました。
実証実験は、ドローンの操縦方法を学ぶ施設を全国に展開する企業が行いました。
クマがいる可能性がある山林などを上空から撮影し、その中に動物が映り込んだ場合、AI・人工知能の技術で、クマかどうかを正確に判別するシステムの実現を目指しています。
昨シーズン、被害が相次いだことや、AIが学習するためには本物のクマが欠かせないため、クマを飼育する施設に協力を得られる可能性もあることから、県内で実証実験が行われることになりました。
実験を行う企業は、今後1年程度かけて、クマかどうかを正確に判別する技術を高め、再来年の春には実用化したい考えです。