鹿角市の秋田八幡平スキー場で15日、県内トップを切ってスキー場開きが行われ、関係者がシーズン中の安全を祈願しました。ただ、ゲレンデに積雪はなく、本格的なオープンは、まだ先となりそうです。
鹿角市の秋田八幡平スキー場です。15日、県内トップを切ってスキー場開きが行われ、従業員や関係者約30人がシーズン中の安全を祈願しました。
リポート土屋弘樹記者
「スキー場のオープンの日を迎えましたが、残念ながらゲレンデにはほぼ雪がありません」
標高約1000メートルに位置する秋田八幡平スキー場。15日の積雪は、0センチでした。スキー場によりますと、今年の秋は、これまでにないほど暖かい日が続いています。1週間ほど前にまとまった雪が降り、ゲレンデにも一時10センチほど積もりましたが、その後は再び、気温が高い日が続き、雪はほとんどとけました。
滑走できるようになるには、50センチほどの積雪が必要で、リフトが動くのは、まだ先のことになりそうです。
秋八高原リゾート合同会社 浅石敦幸社長
「スキー場開きはしたんですけども、今年はなぜか暖かくてですね、冬の気配が感じられなくて心配しています。でも、例年12月の頭くらいからは滑れるようになっていますから今後の降雪に期待して準備は進めていきたいと思っています」
秋田八幡平スキー場は、来年5月のゴールデンウイークまで営業する予定です。関係者は、1日も早く、十分な雪が降ることを待ち望んでいます。