県が発注した委託業務を巡る贈収賄事件で逮捕・起訴された元県職員の男の裁判です。
19日は、追起訴分の審理などが行われ、男は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
弁護人は、今後の裁判で情状酌量を求める姿勢を示しています。
収賄の罪で起訴されているのは、元県職員の三浦学被告49歳です。
起訴状などによりますと、三浦被告は、県秋田地域振興局が発注した道路などの維持管理業務を巡り、下請け業者として斡旋した見返りとして、男鹿市の林業会社から現金合わせて150万円を受け取った収賄の罪に問われています。
また、三浦被告は、去年7月の記録的な大雨からの復旧工事でも、委託した企業に、下請け業者として、横手市にある土木建設会社を斡旋。
その見返りとして現金100万円を受け取った罪で追起訴されていて、19日の裁判で、三浦被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
弁護人も起訴内容については争わず、すでに三浦被告が県職員を懲戒免職となり、社会的制裁を受けているとして、今後の裁判で執行猶予付きの判決を求める姿勢を示しています。
三浦被告の次の裁判は、来月18日に行われます。