県内のJAの今後3年間の活動の方向性を決める大会、秋田県JA大会が開かれました。
今年1月に休止された、県内すべてのJAの一本化を目指す協議の再開に向けた環境づくりを進めていくことなども確認し合いました。
秋田県JA大会は、3年に一度開かれるもので、今回は県内のJAの関係者約450人が集まりました。
JA秋田中央会 小松忠彦 会長
「農業を続けるか否かの岐路に立たされている農家も少なくありません。しかしながら、こうした厳しい状況を、我々は総力をあげて打開していかなければなりません。本日はそのための今後3年間の取り組みを掲げるものです」
大会では、2027年度までの県内のJAの活動の方針として、農業基盤の強化による持続可能な地域農業の実現や、組織改革による業務効率化、それに、県内に13あるJA間の連携を強化することなどを確認し合いました。
今年1月には、県内すべてのJAの一本化を目指す協議が休止されましたが、大会では、組織の再編の必要性を強調する声も上がりました。
JAこまち 遠田武 組合長
「県一JAに向けた合併協議は一旦中止されましたが、経営環境が好転したわけではなく、業務基盤確立強化のための組織再編は避けて通れない課題だというふうに認識をしています」
一本化の協議については、2027年に開かれる次の大会までに再開の方向性を決める方針が改めて示されました。
JA秋田中央会は、地域単位での合併も促しながら、一本化に向けた環境づくりを進めたい考えです。