27日午前、横手市雄物川町の雄物川高校向かい側にある施設の倉庫に、クマ1頭が侵入しました。
クマは現在も倉庫の中にとどまっていて、横手市は、捕獲用のおりを設置するなどして対応にあたっています。
午前10時ごろ、雄物川高校の正門付近は騒然としていました。
高校の向かい側にある建物に、体長約1メートルのクマ1頭が侵入、そのまま居座り続けたのです。
横手警察署などによりますと、クマが入ったのは、横手市雄物川町造山字十足馬場にあるデイサービス施設の倉庫の中です。
27日午前8時ごろから1頭のクマの目撃が周辺で相次ぎ、一時、雄物川高校の敷地にも入りました。
警察などが警戒していたところ、午前9時前この倉庫にクマが入っていくのを市役所の職員が目撃したということです。
髙橋勤 記者
「いま、戸が開けられ、建物の入り口に捕獲用のおりが設置されました」
おりには、酒粕とハチミツが置かれ、ブルーシートをかけてクマが入るのを待っている状況です。
しかし、倉庫内には、施設で使うコメが保管されているということです。
午後5時半時点でクマがおりに入った様子は確認されていません。倉庫内に8時間以上とどまっているとみられています。
一時クマが敷地内に入った雄物川高校では、部活動を中止し保護者に車で生徒を迎えに来るよう通知したということです。
警察は今も対応を続けています。