秋田市土崎港西のいとく土崎みなと店では30日朝、売り場で開店の準備をしていた47歳の男性従業員が体長およそ1メートルのクマに襲われて頭や顔にけがをしました。その後、クマは店にとどまり続け、姿が確認されない状態が続いていましたが1日夕方、警察官が店のバックヤードにクマがいるのを確認。捕獲用のおりを2基設置していました。
記者「3時間前、午前4時ごろ罠反応 県や警察などによる確認作業が 行われます」
そして男性従業員が襲われてから45時間以上が経ったきょう午前4時すぎ、おりに設置したカメラが作動し、クマが中に入ったことが画像で確認されました。
市街地で起きたクマの居座り。店から東におよそ600メートルの土崎小学校では保護者へ送迎を呼びかけました。登校時間もいつもより45分延ばすなどの対応をとっています。
保護者「心配は心配なんですけども、けがされてる方もいるんで、 早くつかまってくれることを祈ってます」
保護者「心配なので仕事行きがてら送ってきました」
記者「盾を持った警察官が店内に入って行きます。反応があった捕獲用のおりの確認をするものとみられます」
午前8時過ぎには店内に入った警察官がおりの中に体長1メートルほどのクマ1頭がいるのを確認。
男性従業員が襲われて2日以上が経過しましたがクマはこのあとスーパーから運び出される予定です。県内では先週、横手市の雄物川高校のそばにある倉庫で、クマがおよそ1日とどまったあと捕獲されたほか、能代市の市街地でもクマの目撃が相次いでいて、県などが引き続き注意を呼びかけています。