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季節ハタハタ 初漁予想日も便りなし…漁師「しけが来ればハタハタが来るだろう」

ABS秋田放送 2024年12月2日 17時51分

産卵のために接岸する季節ハタハタのニュースです。

今シーズンは、2日が初漁予想日ですが、その便りはまだありません。

海水温が接岸の条件とされる目安をまだ下回らない状況ですが、漁師たちは「しけが来ればハタハタが来るだろう」と期待をにじませていました。

県内の季節ハタハタの一大産地、男鹿市北浦の相川漁港。

ハタハタの接岸を確認するため、漁師たちが共同で仕掛ける網には、2日朝、ハタハタは1匹もいませんでした。

地元の漁師

「温暖化のあれがあるんじゃないかな。気温が高いとか。それはハタハタに聞いてみなきゃわからんね」

季節ハタハタが接岸する目安の一つは、海水温が13度を下回ることだとされています。

しかし、男鹿市沿岸の午前の海水温は、14.7度でした。

2日は、県が予想する競りが初めて行われる日・初漁日でしたが、県内の各漁港からは、水揚げの便りはありません。

それでも、期待をにじませる漁師たち。

一斉操業が始まると、番屋と呼ばれる小屋に寝泊まりします。

北浦地区で約40年にわたり漁を続けてきた西方強さんもその一人です。

西方さん

「この辺の関係者は、誰もハタハタ来ねぇとは思ってねぇ。今年も来ると思ってる。ただちょっとおへえべたってな。大丈夫だ」

「あと一度か二度、しけが来て、海水温が下がればハタハタが接岸するだろう」と、西方さんは考えています。

西方さん

「待ち遠しい」

早くも師走を迎える中、漁師たちは港が活気づくその日を待ち望んでいます。

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