旧八竜町、現在の三種町出身のアーティスト、友川カズキさんです。代表曲の1つ「夜へ急ぐ人」は昭和を代表する歌手、ちあきなおみさんに提供した曲で、今も多くのファンから愛されています。
友川さんは今年、デビュー50周年を迎えました。記念のツアーコンサートは東京や大阪だけでなく海外でも開かれます。70歳を超えても精力的に活動を続ける友川さんの秋田でのコンサートに密着しました!
※取材 11月15日
秋田市大町にあるライブハウス。この日のコンサートのチケットは完売。多くの人がその始まりを待ちわびていました。
ファンも情熱的なLIVEに期待を寄せる
「いやー、全部がかっこいいと思います」「中一から聞いてますからね」「いつも本音で歌うしそれから語りかけるし、それが魅力ですね」
本人登場
友川カズキ焼酎を飲みながら
「ガソリンだよガソリン」
Qずっと飲んでますね
「いやいや、ほめてくれよ笑」
三種町出身のアーティスト、友川カズキさん74歳です。
今年、デビュー50周年。この日は記念のコンサートのため秋田市を訪れました。
実はまだ本番前。スタッフなどとお酒を飲むのがコンサート前のルーティーンです。
今から50年前、歌手で作曲家の宇崎竜童さんに見出されてデビューし、東京を拠点に活動している友川さん。これまでに制作した楽曲は1000を超え、思いつくままに書く歌詞は日記のようなものだといいます。
友川カズキ
「もうほら染みついてるもんだよね、体に。わざわざ故郷のためとかね、故郷の歌作ろうとかって全然力まなくても普通に作ると 故郷が簡単に出てくるよね」
2004年母校で歌う様子
秋田を訪れた際には母校の子どもたちや地域の人とも度々触れ合ってきた友川さん。
「若い時は、おー田舎だって思うんだけど、 もうそういう言葉もないね、ただザワッウルッてね、ほら残存湖見えたりするとね、 ちょっとウルッとくるね」
コンサートはおよそ2時間。歌はもちろんですが軽快なトークも見どころです。
「安否確認コンサートという。もう若い人もいらっしゃいますけども。私ももうね、危ないのよ。危ないっていったって別にね、こんなに大酒飲んでるんだから大丈夫だと。きょうは医者も来てますから」
「みなさんもどうぞトイレとかお酒とか、自分を失うような方向へどうぞ」
(会場笑い)
MCは楽しくLIVEはアツく
「ますます迫力、何か歳とともに、後期高齢者になって、かえって迫力パワーアップしてるんじゃ ないですか?」
「んーいいね、心に伝わるものがあったよ、うんバッチリ最高だと思います」
「飾るような気持ちなく、なんかすごいキャリアを続けられているのに、すごく今のナチュラルな友川さんの気持ちみたいなのが 歌とあとMCも面白かったので 一緒に伝わってきたのがすごく印象を受けました、感動しました」
「仕事が遊び 全力で遊んでいる」LIVE後のガソリンもやはり…
もちろん終わったあとにも“お酒”です。集まったファンも巻き込んでとにかく楽しく過ごすのが友川さんの流儀です。
友川カズキ
「楽しいのよ、仕事が遊びなんだよ、遊びってさ全力でやらないと面白くないんだよ、片手間で遊んでないぞ私、全力で遊んでるのよ」
飾らない生き様で人々を魅了し続ける友川カズキさん。秋田への思いを胸にこれからも自然体で歌い続けます。
友川さんは今年も新作のアルバムを2つリリースするなど精力的に活動しています。