自殺予防の街頭キャンペーンが秋田市で行われ、悩みがある人は一人で抱え込まず、誰かに相談してほしいと呼びかけられました。
10日朝、JR秋田駅で、自殺予防に取り組む団体などが街頭キャンペーンを実施しました。
「周りの人の変化や悩みに気づいたら、声をかけることから始めてみましょう」
県警察本部のまとめによりますと、今年1月から10月末までに県内で自殺した人は、164人です。
ここ10年は減少傾向ですが、去年4人だった19歳未満の自殺者数が、今年は10月末時点で8人にのぼっていて、若い世代に向けた啓発活動も課題となっています。
秋田ふきのとう県民運動実行委員会 稲村茂 会長
「秋田は北国なので、冬季うつ病といって、冬になって気持ちも落ちる方も多いんですね。SOSを自分から発信する、それから(誰かのSOSを)キャッチするっていうのがすごく大事かなと思いますね」
キャンペーンは正午から秋田大学でも行われ、学生たちに自殺予防が呼びかけられます。