秋田市の八橋地区で建設される見通しとなった、新たなスタジアムの規模について、市は、共同で計画の議論を進めるブラウブリッツ秋田の意向を重視しながら検討する考えを示しました。
現時点で、5000人規模を想定しているものの、市は、クラブの意向に加え、建設費の見通しも判断材料にして結論を出す方針です。
秋田市議会では16日、新たなスタジアムの建設計画や、外旭川地区のまちづくり事業に関わる市の担当者が、それぞれの計画の進捗状況を議員に報告しました。
市は、建設予定地が八橋地区に決まったことを報告しましたが、建設費用や、市がどの程度費用を負担する可能性があるのかなど、さらに具体的な計画を示すのは来年2月以降になると、改めて説明するにとどまりました。
建設費用の見通しは、施設の規模をどの程度にするかで大きく変わってきますが、市は、共に計画の議論を進めてきたブラウブリッツ秋田の意向を重視する考えを示しました。
秋田市まちづくり戦略室 稲川興 参事
「人数がチームの経営にも関わってくるということで、そこはチームの希望も十分聞いたうえで、どのくらいの規模がいいのか」
「基本は5000(人規模)があります。それが実際どこまで広げられるかというのはこれからいろいろ精査していかないといけないんですけども、当然物理的な広さもありますし、大きくなればそれだけ建設費も上がりますので」
市は、現時点では5000人規模の施設を建設する構想ですが、クラブの意向に加え、建設費の見通しも踏まえながら、結論を出す方針です。