詐欺の被害が相次いでいます。
警察をかたる電話をきっかけに、秋田市の70代の女性が、現金220万円をだまし取られる被害がありました。
また「+1」で始まる国際電話がきっかけの被害もありました。
秋田臨港警察署の調べによりますと、10月初めごろ、秋田市に住む70代の女性の自宅に、東京都新宿区にある警察署の"キムラ"を名乗る男から電話があり、「あなたの携帯電話が都内で犯罪に使われている」などと言われました。
女性は、相手から「捜査のために口座の金を送ってほしい。あとで全額返済する」などと言われ、指定された住所に宅配便で現金220万円を送り、だまし取られました。
また、由利本荘警察署の調べによりますと、18日、由利本荘市に住む60代の男性のスマートフォンに、「+1」で始まる国際電話から着信があり、「NTTファイナンスです。未納料金があります」などと音声案内が流れました。
男性が案内に従い、操作したところ、代行業者を名乗る男から電話で「アプリの未納料金と訴訟準備費用の弁済金を払わないと裁判になる」などと言われたため、男性は指定された口座に現金50万円を振り込み、だまし取られました。
県内では詐欺の被害が後を絶たず、警察が注意を呼び掛けています。