鹿角市の関厚市長の言動がパワーハラスメント=パワハラにあたるかどうかを調べる第三者委員会が開かれ、12件の言動がパワハラに認定されました。関市長は謝罪の言葉を口にしながらも自らの進退については明言を避けました。
関市長をめぐっては、鹿角市が7月に行った無記名のアンケートで、職員からパワハラを訴える声が寄せられたことから、市は第三者委員会を設置し、10月に実名でアンケートを行いました。
このアンケートでは、職員34人がパワハラを訴えるなどしたため、第三者委員会は先月、聞き取りや音声データの確認を行っていました。
その後関市長からもヒアリングを行い、関市長の言動12件がパワハラにあたると認定しました。
パワハラに関するほかの市町村の事例や、過去の裁判例と照らし合わせて判断をしたということです。
自らの言動がパワハラと認定されたことを受けて関市長は。
鹿角市 関厚市長
「やっぱり本当に大変申し訳なくてですね、これについて皆さんに改めて謝罪を申し上げたいというふうに思っています」
このように述べたうえで、「調査結果の中身を精査したい」として、自らの進退については、明言を避けました。
第三者委員会は、来月下旬までに報告書を取りまとめ、正式な調査結果を市に報告することにしています。