去年7月の記録的な大雨を受けて、県内で初めて特定都市河川に指定された流域の、水害対策について話し合う協議会の初会合が23日開かれました。来年度中の計画策定を目指すことにしています。
秋田市を流れる旭川と太平川、猿田川、草生津川、新城川、それに新屋地区にある水門から下流約300メートル以降の旧雄物川は先月、県内で初めて特定都市河川に指定されました。
都市部を流れていることや流域で著しい浸水被害が発生する恐れがあることなどが要件で、指定されると浸水対策の工事や、下水道の整備を行う際国の補助を受けやすくなります。
この流域の水害対策を検討する協議会は、県や国の関係機関などで構成され初会合が開かれました。
県建設部 川辺透部長
「どのような対策を行っていくのか、規制が必要なのかどうかということを議論していただまして、協議会において流域水害対策計画として取りまとめたいと」
協議会では去年7月の大雨と同じ規模の豪雨を想定し、流域の河川改修工事や雨水の貯留施設の整備などが対策案として示されました。
今後、住民との意見交換なども行って来年度中の計画策定を目指すことにしています。