仙北市を拠点にする劇団わらび座は、来年、現代の秋田を舞台にした新作ミュージカルを上演します。
内館牧子さんが脚本を手がけていて、タイトルは「秋田は何もない」です。
わらび座の新作ミュージカルの制作発表会は、23日、東京都内で開かれました。
脚本を手掛けたのは、秋田市で生まれた作家・内館牧子さんです。
新作のタイトルは「秋田は何もない」。
内館牧子さん
「よく通ったなと思います、このタイトル」
「それを外の人が言うんじゃなくて、秋田内の秋田県人が秋田だばなんもねって言うのは、やっぱりこれ違うなって思うんですね。ぜひ一回それをテーマに書いてみたいって思った」
主人公は、祖父母の影響で秋田弁を話す女子高校生です。
彼女の日常を通して、自虐的に「秋田は何もない」と話す秋田県民と、秋田の実情が描かれます。
内館さんは「秋田の魅力をしっかり伝えたい」と話していました。
来年は、わらび座が仙北市のわらび劇場で常設公演を始めてから30年となります。
節目の年の新作ミュージカル「秋田は何もない」は、来年5月6日から11月24日まで上演されます。