世界中の野球少年たちの交流を目的とした野球大会が来年、県内で開催されることになりました。大会の関係者が24日県庁を訪れ、佐竹知事と面会しました。関係者の中には、あの野球界のレジェンドも。佐竹知事も大興奮です。
午後3時前の県庁。
鴨下アナウンサー
「あっ来ました!今王貞治さんが知事室のある3階のフロアにいらっしゃいました!」
訪れたのは、元プロ野球選手で「世界のホームラン王」と呼ばれた、王貞治さんです。
野球界のレジェンドの登場に、仕事中の職員は釘付け。
佐竹知事「どうも~」
佐竹知事も。「まず、王選手。アハハハ」上機嫌です。
王さんは、自身が主催する野球大会の開催について佐竹知事に協力を要請するため、大仙市の老松市長などとともに県庁を訪れました。
王貞治さん
「来年度、夏に大仙市で世界少年野球大会っていうのを開催したいと思いまして」
世界少年野球大会は現役時代本塁打868本を放った王さんと、メジャーリーグでホームラン王だった故ハンク・アーロンさんが立ち上げた大会です。
「正しい野球を全世界に普及・発展させるとともに世界の子どもたちの友情と親善の輪を広げよう」と1990年から開催されていて、来年、31回目を数えます。
開催の申し入れに、佐竹知事は「大仙市は500歳野球も少年野球も大変盛んな地域だ」と述べた上で「世界から少年が集まる大会に県としてもぜひ協力したい」と応えました。
来年の夏には日本を含む10の国や地域から子どもたちが大仙市に集まり、試合などを通して交流を深めます。
王さん
「秋田はすごく野球が盛んだという話を聞いてます。お年寄りの野球も多いんだということで、そういう中で世界の子供たちが参加して野球やるっていうことは、また話題になると思うんですよね。そしたらもっともっと野球が身近になってくれると思うので、今回のことで秋田県がもっともっと野球王国になってもらえればいいなと、そう思います。」
世界少年野球大会は、来年7月30日から8月7日まで、大仙市のふれあいスポーツランドソラーレなどを会場に行われます。