いわゆるロマンス詐欺の被害が相次いでいます。恋愛感情や親近感を抱いた相手から通販サイトの運営をもちかけられ秋田市の男性が現金およそ570万円を、横手市の男性が280万円余りをだまし取られたことがわかりました。
秋田中央警察署の調べによりますと12月上旬、秋田市に住む40代の男性はSNSのInstagramで外国人女性を名乗る相手と知り合い、通話アプリのLINEでやり取りを重ねるうちに恋愛感情を抱くようになりました。
その後相手から「ネットショップを開業しないか。コストがかからないから喜んで教える」などともちかけられ、男性は通販サイトを開設。
商品の仕入れなどはカスタマーセンターの指示に従うよう説明され、指定された個人名義の口座に現金あわせておよそ570万円を振り込みだまし取られました。
横手市の男性も同様の手口でだまされる
同じような手口のロマンス詐欺の被害はほかにも。
横手警察署の調べによりますと、横手市に住む40代の男性は去年11月下旬、Instagramで女性を名乗る相手と知り合い、LINEでやり取りを重ねるうちに親近感を抱くようになりました。
相手から「自分の給料に満足しているか」「ネットショップを開業して経営してみないか」などと言われた男性は、通販サイトを開設。コールセンターを名乗る相手から商品を仕入れるための費用などを要求され、複数の個人名義の口座にあわせて280万円余りを振り込み、だまし取られました。
SNSをきっかけにしたもうけ話で金をだまし取られる詐欺の被害が県内でも後を絶たず、警察が注意を呼びかけています。