不登校の児童生徒の数は、昨年度、県内の小・中・高校合わせて2469人と、これまでで最も多くなったことが分かりました。
要因について、県教育庁は、状況に応じて無理に登校せず“休養”を取ることの必要性が、保護者に浸透してきているとの見方を示しています。
県教育庁のまとめによりますと、昨年度、30日以上欠席した不登校の児童・生徒は、小学校で644人、中学校で1303人にのぼり、合わせて1917人で、8年連続で増加しました。
高校では522人で、前の年度から増えています。
不登校の児童生徒の数は、小・中・高校合わせて2469人と、これまでで最も多くなりました。
県教育庁は「進学のタイミングで学習環境や友人関係に変化が生じることで心身の不調を訴えるケースが多い」と分析しています。
また、要因について「状況に応じて無理に登校せず“休養”を取ることの必要性が、保護者に浸透してきている」との見方を示しています。
こうした状況を踏まえ、県教育庁は、学習の機会を確保するため、スクールカウンセラーなど、専門家の学校への配置をより一層進め、児童・生徒の個別の状況に応じた支援を充実させたい考えです。