秋田市の住宅地で12日朝、クマの目撃が相次ぎました。警察が周辺をパトロールして注意を呼び掛けています。
秋田臨港警察署や県のクマダスによりますと12日朝、秋田市の陸上自衛隊秋田駐屯地付近でクマを目撃したという通報が相次ぎました。
午前7時20分ごろに秋田市将軍野青山町で、その20分後には土崎港北のコンビニエンスストア近くでそれぞれ1頭目撃されました。陸上自衛隊秋田駐屯地によりますと、敷地内のグラウンド北側でも隊員がクマを目撃しています。
佐々木記者「駐屯地のすぐ近くの家では塀が倒れているのが確認できます。近くの人によりますとクマが倒したとみられるということです」
警察や市によりますとこの住宅の敷地にはクマのものとみられる足跡が見つかっています。
また、駐屯地から西におよそ1・7キロ離れた線路と国道7号を越えたところにある秋田市の北部市民サービスセンター近くでも午前8時過ぎにクマが目撃されているということです。いずれも住宅や商店が立ち並ぶ地域で、警察が周辺をパトロールして警戒を呼び掛けています。
本来であれば冬眠の時期ですが、県内ではクマの目撃が相次いでいます。鹿角市八幡平の湯瀬地区では今月に入り、連日目撃があり12日朝も橋の上を移動する体長およそ1メートルのクマが目撃されています。