県内の最新のインフルエンザの患者の数は、前の週から大幅に減りました。ただ、今回の調査は年末年始の休診に伴い定点となる医療機関が普段の半数以下になっているため、県は「感染が落ち着いたとは言えない」という見方を示していて、引き続き感染対策を心がけるよう呼び掛けています。
先月30日から今月5日までの1週間で確認されたインフルエンザの患者の数は261人で、2020年2月以降初めて1500人を超えた前の週から大幅に減りました。
ただ、この年末年始は曜日配列の関係で長く休診した医療機関が多く、今回の調査は普段の半数以下の医療機関からの報告によるものです。このため、県は「受診できた人が少なかっただけで感染が落ち着いたとは言えない」という見方を示していて、引き続き感染対策を心がけるよう呼び掛けています。
保健所別では大きな流行が発生している、または継続しているおそれがある警報が秋田中央と由利本荘に、注意報が大館と湯沢に発表されています。
新型コロナウイルスも普段の半数以下となる21の医療機関で調査され、感染者は106人でした。10人以上、または利用者の半数以上の感染が確認される集団発生は、高齢者施設や医療機関など、10か所から報告されています。
次回以降の調査はいつも通りの体制で行われます。県は、その結果を分析したうえで、感染状況の動向を判断することにしています。