今年のコメの作柄を占う「雪中田植え」が北秋田市で行われました。
大雨や猛暑の影響を受ける年が続く中「今年こそは」の思いをこめ、豊作を祈願しました。
「雪中田植え」は、小正月に行われる伝統行事で、イネに見立てた、『稲わらと大豆の殻を束ねたもの』を雪の中に植え、今年のコメの作柄を占います。
北秋田市の鷹巣地区では、2度にわたって行事が途絶えた時期がありましたが、約40年前に地元のJAの青年部が復活させ、今も若手農家で受け継いでいます。
JA秋田たかのす管内の北秋田市と上小阿仁村では、3年連続で大雨の被害が発生しているほか、近年は猛暑にも見舞われるなど、農家にとっては厳しい年が続いています。
15日は、「今年こそは」の思いをこめ、豊作を祈願しました。
地元の稲作農家 亀山春樹さん
「豊作であったら、うれしいなと思っています」
「やっぱり災害が何年も続いていて、今年もどうなるかわからないので、やっぱり災害がなければいいなと思っています」
稲わらなどの束が、たわわに実った稲穂のように適度に傾いていれば豊作に。
直立したり、倒れたりしていれば、凶作になると言われている「雪中田植え」。
占いの結果がわかる、「雪中稲刈り」は、来月1日に行われます。