去年1年間の県内企業の倒産は57件で、ここ10年で最も多くなりました。
民間の調査会社東京商工リサーチ秋田支店によりますと、去年1年間の1000万円以上の負債を抱えた県内企業の倒産は、前の年から7件増え、57件でした。3年連続の増加でここ10年で最も多くなりました。一方、負債総額は43億9200万円で前の年から45億円余り減っています。負債総額が10億円を超える大型倒産がなかったことに加え小規模事業者の倒産割合が上昇したことが要因です。
東京商工リサーチは「県内人口の減少に伴う顧客の減少や取引規模の縮小が課題となっていて、年度末にかけてさらに倒産件数が増える可能性がある」と分析しています。