県内のレギュラーガソリンの最新の「平均小売価格」は、国の補助金が段階的に縮小された影響で、また大幅に上がりました。
先週から5円上がって、1リットル183円30銭と、過去2番目に高い価格になっています。
20日時点の県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、先週から5円上がって、1リットル183円30銭でした。
最高値を記録したおととし2023年9月の184.0円に次ぐ、過去2番目に高い価格です。
去年1年間は170円台の高値での推移が続いていたものの、政府が石油元売り各社に出していた補助金が、12月と、今月16日に段階的に縮小された影響で、全国一斉にガソリン価格がさらに高くなりました。
県内では、約1か月で1リットル平均11円20銭上がった計算になります。
まだまだ需要期が続く、灯油の価格も同様で、宅配が18リットルあたり103円上がって2342円に。
店頭価格も100円近く上がり、2259円になりました。
価格を調査する石油情報センターは「今の円安水準では、価格は下がらない。またアメリカのトランプ新大統領が原油増産の方針を示しているものの、様々な政策の変更で、価格変動の不確定要素が大きく、今後は見通せない」と分析しています。
加えて、政府は、石油元売り各社への今後の補助金について、現時点では、「状況を見て判断する」と述べるにとどめています。