【動画】年末の帰省の足に影響 秋田新幹線で一夜を過ごした人の声は
年末の12月29日に下りの秋田新幹線が緊急停車したことをめぐり、停電の原因は新幹線の前を走っていた回送列車のパンタグラフが雪の重みで倒れた木の影響で大きく曲がり、電力設備を破損したことだったとわかりました。
JR秋田支社は暖冬だった去年とおととしに倒れなかった木が大雪の影響でまとめて倒れた可能性に言及しています。
これは23日JR秋田支社が明らかにしたものです。
年末の帰省客に影響を及ぼした秋田新幹線の緊急停車。発生したのは12月29日の午後10時半過ぎでした。仙北市の田沢湖駅近くで停車した秋田新幹線こまち45号は替わりの移動手段の手配がつかず乗客約230人が車内で一夜を過ごしました。
大仙市の鶯野駅近くで停車したこまち43号は電気や暖房が使えなくなり、乗客約260人が未明の午前2時過ぎにタクシーなどで大曲駅まで移動しました。
この原因についてJR秋田支社は雪の重みで倒れた木の影響で新幹線の前を走っていた回送列車のパンタグラフが大きく曲がり、電力設備を破損したことだったと明らかにしました。
JR秋田支社 井料青海支社長
「去年一昨年が雪が少なかったもんですから、やはり我々チェックをしながら木を切ってるつもりではあるんですけど、もしかすると去年一昨年に倒れなかったものが今年まとめて倒れた。大体シーズン初めってやはりそういうことがよくあるものですから、我々しっかりやってるつもりではあるんですけど、ゼロには完封するのはなかなか難しいということになります」
JRは倒木などがあった際、いかに復旧を早くできるか今後訓練などを行っていきたいと話しています。