県内最大の労働組合組織の連合秋田は、23日夜、今年の春季生活闘争・春闘で、月額1万5050円以上を目安に、企業に賃上げを求めていく方針を確認しました。
連合秋田は、間もなく本格的に始まる春の労使交渉を前に、産業別の労働組合の代表を集めて、春季生活闘争・春闘の方針を確認しました。
今年は月額1万5050円以上、率にして6％以上の賃上げを求める方針です。
去年は連合秋田に加盟する労働組合の平均で、1万2700円近い大幅な賃上げを実現していて、2年連続での高い水準を目指します。
連合秋田 小川純 会長
「労使がともに賃上げの流れを止めないという考えで一致している今こそ、賃金物価経済を安定した巡航軌道に乗せていく大きなチャンスであるというふうに認識をしております」
県内の大半を占める中小企業と、大企業とでは、賃上げの幅に依然として格差がみられます。
連合秋田は、中小企業でも大幅な賃上げを実現させることで、物価と賃金がともに上がる好循環を目指す方針です。