県警察学校で卒業式が行われ、52人が門出の日を迎えました。
使命感を胸に、それぞれの配属先で、地域の安全を守ります。
門出の日を迎えたのは、去年の春、警察学校に入学した52人です。
約10か月、寮生活をしながら、警察官に必要な知識を学び、心と体の鍛錬に励んできました。
県警察本部 山本哲也 本部長
「先輩たちと同様に、これからの警察官人生において、県民に寄り添い、県民とともに、県民のために尽くすということを忘れずに続けてください」
ほとんどの卒業生が、高校から新卒で警察学校に入っていますが、中には、一度社会人を経験して、警察官を志す人もいます。
年齢も、歩んできた道も違う52人が、共に切磋琢磨してきました。
卒業生の代表は、最年長の32歳、畠山優さんです。
畠山優さん
「これから私たちを待ち受ける壁は、今よりもさらに高い壁になると思いますが、どんな困難があろうとも、不撓不屈の精神を胸に、県民の期待と信頼に応える、強さと優しさを兼ね備えた警察官になることをここに誓い、答辞といたします」
卒業式には高校の恩師も参列していました。
成長した姿を見てもらおうと、卒業生自らが高校をまわり、参加を呼びかけたということです。
これまで支えてくれた家族にも感謝を伝え、巣立ちの日を迎えた、新米の警察官たち。
卒業生たちは、31日から、県内に14ある警察署に配属され、使命感を胸に、現場で実習を重ねます。