告示まで1か月半となった県知事選挙を巡る動きをお伝えします。
知事選に出馬する意向の元副知事の猿田和三氏を支援する有志の会を、横手市の髙橋大市長などが、5日に設立しました。
県内の市町村長が中心になって、今回の知事選の支援に向けた有志の会を設立したのは、これが初めてです。
元副知事の猿田和三氏を支援する有志の会は、横手市の髙橋大市長と、横手市選挙区選出の県議会議員で自民党会派の2人、それに、立憲民主党会派の1人が中心になって立ち上げました。
高橋 市長
「この秋田県は分断をしているような状況には、そんな余裕は一切ない。置かれている状況は一致団結なんだと思います」
「この秋田を一つにまとめ、力強く前に進められる唯一の人材、いまは全員野球でリーダーシップをとれる猿田和三候補こそが、この秋田のリーダーに間違いなくふさわしいと私は確信しております」
「そういう姿勢をこの秋田県全員に伝播させる意味でも、まずは横手から一致協力・団結して、意見の違いは多少あろうとも進める横手の姿勢を示していこうではありませんか」
設立総会には、約100人が集まり、横手市の商工団体が、猿田氏の後援会関係者に推薦状を手渡しました。
有志の会は、超党派で力を合わせてリーフレットの配布や座談会の運営などに取り組み、猿田氏の政策を、広く周知していく方針です。
立憲 小原正晃 県議
「皆さんと選挙するっていままでなかったですよね」
「私たちはいま連合(秋田)とも一緒に行動しています」
「3000枚くらいのチラシをまいて、しっかりと組合員の皆さんなどにご紹介していきたい」
さるた和三後援会 堀井啓一 本部長
「これまでの県内の全県選挙で、横手が大変大事な地域になっています。きょうそういう意味で、横手で初めて前に進める会という大勢の方にお集まりいただいて発足していただいたことは、大変心強い」
県知事選挙の告示は、1か月半後の来月20日に迫っています。
県内の市町村長が中心になって、今回の知事選の支援に向けた有志の会を設立したのは、これが初めてです。
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知事選には、元県議会議員で、先月末に自民党を離党した鈴木健太氏も出馬する意向を示しています。
秋田放送が県内25の市町村長の考えを調べたところ、すでに表明した横手市長を含む11人が、猿田氏を支援すると答えました。
このうちの多くは、副知事時代の実績を、理由にあげています。
鈴木氏を支援すると答えた人は、現時点ではいませんでしたが、5人が、「両氏の考え方を聞いてから」「地元でも意見が割れていて、立場を表明しづらい」などとして、まだ態度を決めていません。
また、別の5人は、どちらか一方は支援しない「中立」と答え、残る4人は回答を控えました。
市町村長のうちの一人は取材に対して、「市町村のトップが団体を立ち上げてどの候補を応援するかを表明するのは異例だ」と話していました。
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ABS news every.は、新たに誕生する県知事に何を期待するかなどのアンケートを、ABSあきたアプリで行っています。
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結果は、今後、県知事選挙の特集などで紹介します。
市長村長の回答(2月5日時点)
【小坂町】猿田【鹿角市】未定 【大館市】中立【北秋田市】猿田 【上小阿仁村】未定【藤里町】回答せず 【八峰町】未定【能代市】保留 【三種町】猿田【八郎潟町】猿田 【井川町】猿田【五城目町】保留 【大潟村】猿田【男鹿市】猿田 【潟上市】猿田【秋田市】中立 【由利本荘市】中立【にかほ市】猿田 【大仙市】中立【美郷町】回答せず 【仙北市】回答せず【横手市】猿田 【湯沢市】猿田【羽後町】回答せず 【東成瀬村】中立