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韓国バッテリー工場火災、20人の遺体発見 報道

AFPBB News 2024年6月24日 18時24分

【AFP=時事】韓国の首都ソウル南郊の華城(Hwaseong)にあるバッテリー工場で24日に発生した火災の現場から、約20人の遺体が発見された。聯合ニュースが同日、伝えた。


 火災が発生したのは韓国の電池メーカー大手、アリセル(Aricell)のリチウムイオンバッテリー工場。消防関係者によると工場では当時、100人以上が働いていた。製品の検査と梱包(こんぽう)を行っていた2階から、複数の爆発音がするのを従業員が聞いたという。


 聯合ニュースによると、救助隊員がようやく入れる状態になった工場内で約20人の遺体を発見した。これまでに無事が確認されたのは78人。


 広大な工場の2階には推定3万5000個のバッテリーが保管され、さらに他のエリアにも多数のバッテリーがあったとされる。


 リチウムバッテリーは高温かつ高速で燃焼するため、従来の消火方法では制御が難しい。消防関係者は「さらなる爆発が懸念されたため、立ち入りが困難だった」と説明し、「リチウム電池メーカーであるため、散水では消火できないと判断し、現在は乾燥砂を使用している」と付け加えた。


 華城市当局は「工場火災による煙が大量に発生している」として、住民に屋内に退避するよう警告。通行ルートの迂回(うかい)や、近隣住民には建物の窓を閉めるよう指示した。

【翻訳編集】AFPBB News

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