Infoseek 楽天

オンライン審議中に女性の胸にキス 元議員に猶予判決 アルゼンチン

AFPBB News 2024年7月6日 17時9分

【AFP=時事】アルゼンチンの裁判所は今週、2020年にビデオ会議形式で開かれていた議会の審議中、パートナーの女性の胸にキスをした元国会議員に対し、職場に大きな混乱を引き起こしたとして、禁錮1月の執行猶予付き判決を言い渡した。現地メディアが報じた。


 フアン・エミリオ・アメリ(Juan Emilio Ameri)元議員は、問題の動画がソーシャルメディアで拡散した後、停職処分を受け、その後辞任した。


 当時は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な流行)のさなかで、議員らはリモートで審議に出席していた。


 動画には、他の議員が演説する中、当時47歳のアメリ元議員が女性を膝の上に座らせ、片方の胸をTシャツから露出させキスをする様子が映っていた。


 元議員は当時、インターネットに接続していると思わなかったと弁明。「ここアルゼンチン中部では(インターネットの)接続が非常に悪い。パートナーがバスルームから出てきて、インプラントの具合を尋ね、キスをした。彼女は10日前にインプラント挿入手術を受けたばかりだったからだ」と続けた。


 現地メディアは司法筋の話として報じたところによると、裁判所は元議員が「他の議員や、審議の生中継を見ていた全視聴者に気付かれる可能性を認識していたのは明らか」だと判断した。


 元議員は現地紙ナシオンに対し、「メディアは私を破滅させ、私は健康を代償にした。自殺の方法を100通りは考えた」と語り、控訴する意向を示した。


 元議員は現在、鶏肉製品の販売業を営み、人目を忍んで暮らしている。

【翻訳編集】AFPBB News

この記事の関連ニュース