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ハンガリー首相のアゼル訪問非難 欧州代表せずとEU外相

AFPBB News 2024年7月7日 15時53分

【AFP=時事】欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル(Josep Borrell)外交安全保障上級代表(外相)は6日、ハンガリーのオルバン・ビクトル(Viktor Orban)首相が前日のロシアに続き、アゼルバイジャンで開かれたチュルク諸国機構(OTS)の非公式首脳会議に出席したことを非難した。


 ハンガリーは今月からEU議長国。オルバン氏は前日には、予告なしにモスクワを訪れてウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領とウクライナをめぐり会談。これを受け、EU当局やその加盟国、米国、ウクライナは反発している。


 EU当局者は、オルバン氏のロシア訪問について、ウクライナ侵攻に対するEUの姿勢を後退させる恐れがあるとし、同首相はEUを代表していないと強調した。


 ボレル氏も、オルバン氏が6日にOTS首脳会議に参加したのを受け、同氏はハンガリーのみを代表し、EUを代表していないとコメント。


 ボレル氏は声明で、「ハンガリーは(EU各国首脳でつくる)欧州理事会(European Council)からOTSとの関係進展に向けたいかなる委任も受けていない」と述べた。


 OTSはチュルク語圏諸国を集めた国際機関で、2009年にトルコ、アゼル、カザフスタン、キルギスによって設立された。


 ハンガリーは2018年からオブザーバー参加している。

【翻訳編集】AFPBB News

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