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パリ五輪のために指の一部切断 ホッケー豪代表が究極の犠牲

AFPBB News 2024年7月19日 14時29分

【AFP=時事】フィールドホッケー男子オーストラリア代表のマット・ドーソン(Matt Dawson)が、パリ五輪に出場するために指の一部を切断するという究極の犠牲を払った。


 2021年東京五輪の銀メダルメンバーであるドーソンは、最近右手の薬指を骨折し、自身3度目の五輪出場が危ぶまれていた。医師はギプスをはめて回復を待つか、指の先端を切断することを指示。ドーソンは後者を選択し、今週手術に踏み切った。


 ドーソンはフランス行きの飛行機に搭乗する際、豪テレビ局チャンネル7に対して、「パリでプレーする機会だけでなく、その後の人生のことも考え、形成外科医から十分な情報を得た上で決断を下した」と明かし、指の先端を切断することが最善の選択肢だったと説明した。


 チームを率いるコリン・バッチ(Colin Batch)ヘッドコーチ(HC)は、「選手のためにコーチが決められることではない」とした上で、「マットを大いに称賛したい。彼がパリでプレーするために本当に身をささげていることは明白だ。自分ならできたか分からないが、彼は実行した。素晴らしい」と述べた。


 オーストラリア代表は、27日に行われる大会初戦で、2016年リオデジャネイロ五輪の優勝国アルゼンチンと対戦する。

【翻訳編集】AFPBB News

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