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体操女子の宮田笙子、喫煙・飲酒でパリ五輪辞退

AFPBB News 2024年7月19日 17時11分

【AFP=時事】(更新)体操女子の宮田笙子(Shoko Miyata)が19歳で喫煙と飲酒をしていたことが発覚し、パリ五輪の日本代表を辞退した。日本体操協会(JGA)が19日、発表した。


 体操女子日本代表の主将を務める宮田は、代表の行動規範に違反したことを認め、事前合宿地のモナコから帰国させられた。


 JGAの西村賢二(Kenji Nishimura)専務理事は都内で開いた会見で「本人確認のもと、両者で話し合い、五輪への出場辞退に至りました」と説明した。


 西村氏によれば、6月末から7月上旬にかけて都内のプライベートな場での喫煙行為が目撃され、その情報が協会にもたらされた。また、ナショナルトレーニングセンター(NTC)の居室内での飲酒行為も確認されたという。


 日本では、20歳未満の喫煙と飲酒は法律で禁止されている。


 JGAの藤田直志(Tadashi Fujita)会長は、宮田がすでに合宿地を離れて日本に帰国したことを明かし、協会として同選手を支援していく意向も示した。


 西村氏は、宮田の様子について「かなり憔悴(しょうすい)していた」「規則の重みを理解し、自分の行為に対して真摯(しんし)に向き合う姿勢」だったと明かした。話し合いの場では「苦しい時間帯もあったが、正直に、素直に、しっかりと話をしていた」と述べた。


 宮田は2022年に開催された世界選手権(51st FIG Artistic Gymnastics World Championships)の種目別平均台で銅メダルを獲得し、今年は全日本個人総合選手権で優勝していた。

【翻訳編集】AFPBB News

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